※内容は掲載当時の情報です。何卒ご了承下さい。
今日から3月です。
寒さもだんだんやわらいできました。
あたたかくなるにつれ、花粉症に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
近年、花粉症を含め、様々なアレルギーを持つ人が増えています。
今月はアレルギーの中でも、「食物アレルギー」についてお話します。
今日から3月です。
寒さもだんだんやわらいできました。
あたたかくなるにつれ、花粉症に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
近年、花粉症を含め、様々なアレルギーを持つ人が増えています。
今月はアレルギーの中でも、「食物アレルギー」についてお話します。
【1】食物アレルギーって?
私たちの体には、体内に侵入した有害な物質(ウイルスや細菌など)を排除し、体を守る「免疫」という機能が備わっています。
免疫は、体を守るために欠かせない機能ですが、無害であるはずの物質を排除しようと過敏に反応してしまい、体に悪影響を与えてしまうことがあります。
これがアレルギーです。
アレルギーの原因となる物質をアレルゲンといいます。
食物アレルギーは、食べ物(主に食べ物に含まれるたんぱく質)がアレルゲンとなって起こります。
アレルゲンとなる食べ物は様々です。
子どもから大人まで共通して多いのが、鶏卵、牛乳、小麦です。
それから、甲殻類(えび・かに)、果物、そば、落花生などもアレルゲンとなります。
免疫は、体を守るために欠かせない機能ですが、無害であるはずの物質を排除しようと過敏に反応してしまい、体に悪影響を与えてしまうことがあります。
これがアレルギーです。
アレルギーの原因となる物質をアレルゲンといいます。
食物アレルギーは、食べ物(主に食べ物に含まれるたんぱく質)がアレルゲンとなって起こります。
アレルゲンとなる食べ物は様々です。
子どもから大人まで共通して多いのが、鶏卵、牛乳、小麦です。
それから、甲殻類(えび・かに)、果物、そば、落花生などもアレルゲンとなります。
【2】食物アレルギーの症状は?
食物アレルギーの症状も人それぞれです。
食べたアレルゲンの量やその時の体調などによっても症状のあらわれ方は異なります。
多い症状は、湿疹や皮膚の赤み、かゆみといった皮膚症状です。
呼吸器症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せきなど)や、消化器症状(口腔内の違和感、腹痛、嘔吐、下痢など)などもあらわれます。
時には、“アナフィラキシーショック”と呼ばれる血圧低下や呼吸困難、意識障害など急激な全身性のショック症状を引き起こすこともあり、治療が遅れると死に至る場合もあります。
食物アレルギーを持つ方の健康被害を防ぐため、食品衛生法では、アレルギー物質が含まれる加工食品には、原材料としてこれらを含む旨を表示することが義務づけられています。
次項では、アレルギー表示について見ていきましょう。
食べたアレルゲンの量やその時の体調などによっても症状のあらわれ方は異なります。
多い症状は、湿疹や皮膚の赤み、かゆみといった皮膚症状です。
呼吸器症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せきなど)や、消化器症状(口腔内の違和感、腹痛、嘔吐、下痢など)などもあらわれます。
時には、“アナフィラキシーショック”と呼ばれる血圧低下や呼吸困難、意識障害など急激な全身性のショック症状を引き起こすこともあり、治療が遅れると死に至る場合もあります。
食物アレルギーを持つ方の健康被害を防ぐため、食品衛生法では、アレルギー物質が含まれる加工食品には、原材料としてこれらを含む旨を表示することが義務づけられています。
次項では、アレルギー表示について見ていきましょう。
【3】アレルギー表示とは?
現在、アレルギー表示には、表示が義務づけられている7品目(特定原材料)と表示がすすめられている18品目(特定原材料に準ずるもの)があります。
必ず表示されるもの(特定原材料)は、卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにの7品目です。
このうち発症数が多いものは、卵・乳・小麦・えび・かにです。
そば・落花生は、症状が重症になることが多く、生命に関わるため特に注意が必要なものです。
表示が奨励されている18品目(特定原材料に準ずるもの)は、あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチンです。
これら18品目や、店頭で計り売りされる惣菜やパン、注文を受けてから作られるお弁当、飲食店のメニューなどにはアレルギー表示がない場合があるため、注意が必要です。
食物アレルギーの大部分は乳児期に発症し、適切な対応をする(※アレルゲン除去食など)ことで成長とともに症状が治まることもあります。
しかし、食物アレルギーの経過にも個人差があり、生涯にわたって続くこともあります。
まずは、専門の医療機関を受診し、専門医のもとで治療を受けることが大切です。
※アレルゲン除去食とは、アレルゲンの食べ物を除いた食事を行う食物アレルギーの治療法の1つです。
アレルゲンの多くは、子どもの成長に欠かせない栄養素が豊富な食べ物でもあります。
アレルゲン除去食だけでは、成長に必要な栄養素が不足してしまうため、栄養素をしっかりとれる代替食の利用が不可欠です。
治療や食事については、必ず専門医の指示に従いましょう。
必ず表示されるもの(特定原材料)は、卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにの7品目です。
このうち発症数が多いものは、卵・乳・小麦・えび・かにです。
そば・落花生は、症状が重症になることが多く、生命に関わるため特に注意が必要なものです。
表示が奨励されている18品目(特定原材料に準ずるもの)は、あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチンです。
これら18品目や、店頭で計り売りされる惣菜やパン、注文を受けてから作られるお弁当、飲食店のメニューなどにはアレルギー表示がない場合があるため、注意が必要です。
食物アレルギーの大部分は乳児期に発症し、適切な対応をする(※アレルゲン除去食など)ことで成長とともに症状が治まることもあります。
しかし、食物アレルギーの経過にも個人差があり、生涯にわたって続くこともあります。
まずは、専門の医療機関を受診し、専門医のもとで治療を受けることが大切です。
※アレルゲン除去食とは、アレルゲンの食べ物を除いた食事を行う食物アレルギーの治療法の1つです。
アレルゲンの多くは、子どもの成長に欠かせない栄養素が豊富な食べ物でもあります。
アレルゲン除去食だけでは、成長に必要な栄養素が不足してしまうため、栄養素をしっかりとれる代替食の利用が不可欠です。
治療や食事については、必ず専門医の指示に従いましょう。
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
最近、大人になってから野菜や果物によって食物アレルギーを発症する人が増えているそうです。
食物アレルギーを完治させる方法は、まだ確立されていませんが、規則正しい生活習慣は免疫機能を整え、アレルギーの予防や軽減につながることがわかってきています。
気候が不安定で、ただでさえ体調を崩しやすい時季です。日頃の生活習慣を見直し、元気に春を過ごしましょう。
※免疫についてはこちらもご参照ください。
食物アレルギーを完治させる方法は、まだ確立されていませんが、規則正しい生活習慣は免疫機能を整え、アレルギーの予防や軽減につながることがわかってきています。
気候が不安定で、ただでさえ体調を崩しやすい時季です。日頃の生活習慣を見直し、元気に春を過ごしましょう。
※免疫についてはこちらもご参照ください。
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