※内容は掲載当時の情報です。何卒ご了承下さい。
今日から3月が始まります。
春の足音は少しずつ聞こえてきているようですが、まだまだ寒い日が続いていますね。
風邪やインフルエンザにかからないよう気をつけながら、
花粉症対策にも手が抜けないこの時季。
今月は、免疫とも関係の深い「呼吸」についてお話します。
今日から3月が始まります。
春の足音は少しずつ聞こえてきているようですが、まだまだ寒い日が続いていますね。
風邪やインフルエンザにかからないよう気をつけながら、
花粉症対策にも手が抜けないこの時季。
今月は、免疫とも関係の深い「呼吸」についてお話します。
【1】あなたは鼻呼吸?口呼吸?
さて、皆さんはいつも鼻で呼吸をしていますか?
それとも口で呼吸をしていますか?
と、いきなり質問されても、普段は特に何も意識していない人がほとんどだと思います。
「ん?どっちだろう?」と悩んだ人も多いのではないでしょうか。
私たち人間は、鼻と口の両方で呼吸をすることができますが、もともとは鼻で呼吸をするのが自然な形です。
しかし現在、日本人の大半が口で呼吸をしていると言われています。
自分では鼻で呼吸をしていると思っていても、無意識のうちに口で呼吸をしてしまっている場合も多いそうです。
次の中に当てはまる項目はありませんか?
●気がつくと口が開いている
●唇が乾燥しやすい
●朝起きたときに喉が乾燥してヒリヒリすることがある
●口の渇きを感じやすい
●歯並びが良くない
●上下の唇の厚さに差がある
●鼻の穴を意識して動かすことができない
●ものを噛むときに片側だけで噛むクセがある
●いびきをかく
●寝るときは横向きもしくはうつ伏せになる
1つでも当てはまる項目があれば、口呼吸が習慣化している可能性が考えられます。
一度、自分の呼吸を見直してみましょう。
それとも口で呼吸をしていますか?
と、いきなり質問されても、普段は特に何も意識していない人がほとんどだと思います。
「ん?どっちだろう?」と悩んだ人も多いのではないでしょうか。
私たち人間は、鼻と口の両方で呼吸をすることができますが、もともとは鼻で呼吸をするのが自然な形です。
しかし現在、日本人の大半が口で呼吸をしていると言われています。
自分では鼻で呼吸をしていると思っていても、無意識のうちに口で呼吸をしてしまっている場合も多いそうです。
次の中に当てはまる項目はありませんか?
●気がつくと口が開いている
●唇が乾燥しやすい
●朝起きたときに喉が乾燥してヒリヒリすることがある
●口の渇きを感じやすい
●歯並びが良くない
●上下の唇の厚さに差がある
●鼻の穴を意識して動かすことができない
●ものを噛むときに片側だけで噛むクセがある
●いびきをかく
●寝るときは横向きもしくはうつ伏せになる
1つでも当てはまる項目があれば、口呼吸が習慣化している可能性が考えられます。
一度、自分の呼吸を見直してみましょう。
【2】鼻の除菌・加温・加湿パワー
鼻呼吸と口呼吸では一体何が違うのでしょうか。
鼻呼吸の場合、吸い込んだ空気が鼻腔を通る間に、鼻毛や粘膜がほこりや細菌、ウイルスなどの異物を除去してくれます。
いわゆるフィルターの役割ですね。
また、空気は鼻腔の中で適度に加温・加湿されてから肺へ送られます。
こうすることで、酸素が肺から血管へ取り込まれやすくなるのです。
つまり、鼻は、“加温・加湿機能つきの空気清浄機”といったところでしょうか。
3つの役割を果たしてくれる超優れものです。
逆に、口はもともと呼吸をするための器官ではないため、乾燥した冷たい空気がフィルターを通さずそのまま喉の粘膜や気管、肺などに触れてしまいます。
すると、細菌やウイルスの侵入、粘膜の炎症などが起こりやすくなり、免疫力も低下してしまいます。
また、口呼吸の場合、空気の温度や湿度を調節する機能がないため、肺で酸素を取り込む効率も悪くなります。
さらに、口呼吸によって口の中が乾き、だ液の分泌が追いつかなくなると、虫歯や歯周病、口臭を引き起こす一因になります。
その他にも、口周りの筋肉が弱ってしまうことでいびきや睡眠時無呼吸症候群などにつながるとも言われています。
まさに、“口呼吸は万病の元”なのです。
鼻呼吸の場合、吸い込んだ空気が鼻腔を通る間に、鼻毛や粘膜がほこりや細菌、ウイルスなどの異物を除去してくれます。
いわゆるフィルターの役割ですね。
また、空気は鼻腔の中で適度に加温・加湿されてから肺へ送られます。
こうすることで、酸素が肺から血管へ取り込まれやすくなるのです。
つまり、鼻は、“加温・加湿機能つきの空気清浄機”といったところでしょうか。
3つの役割を果たしてくれる超優れものです。
逆に、口はもともと呼吸をするための器官ではないため、乾燥した冷たい空気がフィルターを通さずそのまま喉の粘膜や気管、肺などに触れてしまいます。
すると、細菌やウイルスの侵入、粘膜の炎症などが起こりやすくなり、免疫力も低下してしまいます。
また、口呼吸の場合、空気の温度や湿度を調節する機能がないため、肺で酸素を取り込む効率も悪くなります。
さらに、口呼吸によって口の中が乾き、だ液の分泌が追いつかなくなると、虫歯や歯周病、口臭を引き起こす一因になります。
その他にも、口周りの筋肉が弱ってしまうことでいびきや睡眠時無呼吸症候群などにつながるとも言われています。
まさに、“口呼吸は万病の元”なのです。
【3】鼻呼吸で免疫力アップ
花粉症や風邪などで鼻がつまりやすく、どうしても口呼吸に頼ってしまいがちなこの季節。
しかし、それが当たり前になってしまうと、ますます免疫力が低下し、アレルギー症状が悪化してしまうという悪循環になりかねません。
免疫力を高めるためにも、口呼吸ではなく鼻呼吸を実践しましょう。
では、いつも口呼吸をしている人が鼻呼吸を身につけるためにはどうすればよいのでしょうか。
まず、起きている間は意識して口を閉じるようにし、鼻で呼吸することを心がけましょう。
鼻がつまっているときには苦しいかもしれませんが、症状や体調と相談しながら無理をしない程度に習慣づけましょう。
原因となる鼻づまりを解消することも大切です。
食事のときは、口を閉じてよく噛んで食べることを意識しましょう。
両側でバランス良く、ひと口30回以上噛むことが理想です。
しかし、それが当たり前になってしまうと、ますます免疫力が低下し、アレルギー症状が悪化してしまうという悪循環になりかねません。
免疫力を高めるためにも、口呼吸ではなく鼻呼吸を実践しましょう。
では、いつも口呼吸をしている人が鼻呼吸を身につけるためにはどうすればよいのでしょうか。
まず、起きている間は意識して口を閉じるようにし、鼻で呼吸することを心がけましょう。
鼻がつまっているときには苦しいかもしれませんが、症状や体調と相談しながら無理をしない程度に習慣づけましょう。
原因となる鼻づまりを解消することも大切です。
食事のときは、口を閉じてよく噛んで食べることを意識しましょう。
両側でバランス良く、ひと口30回以上噛むことが理想です。
また、寝ているときにはどうしても無意識になってしまいますが、鼻の通りを良くするために市販のグッズを使ったり、口の部分だけを濡れマスクで覆うなどの方法も提案されています。
※気にかかる症状がある場合にはお早めに専門の機関へ相談されることをおすすめいたします。
※気にかかる症状がある場合にはお早めに専門の機関へ相談されることをおすすめいたします。
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
人間以外の動物はすべて鼻呼吸をしていて、私たち人間も、生まれたばかりの頃はみんな鼻呼吸をしています。
母乳やミルクを飲むときには口呼吸ができないため、自然と鼻呼吸になるのだそうです。
しかし、離乳食が始まり、言葉を発するようになると、口でも呼吸できるということを知り、鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまうケースも多いようです。
私も小さい頃から慢性鼻炎で悩まされてきたため、今でも口呼吸のクセが抜けていないなぁと感じることがあります。
長年のクセだからこそ一朝一夕で直るものではありませんが、特別な疾患がなければ、意識して続けることで誰でも自然な鼻呼吸をマスターすることができるそうです。
「継続は力なり」で頑張りましょう!
母乳やミルクを飲むときには口呼吸ができないため、自然と鼻呼吸になるのだそうです。
しかし、離乳食が始まり、言葉を発するようになると、口でも呼吸できるということを知り、鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまうケースも多いようです。
私も小さい頃から慢性鼻炎で悩まされてきたため、今でも口呼吸のクセが抜けていないなぁと感じることがあります。
長年のクセだからこそ一朝一夕で直るものではありませんが、特別な疾患がなければ、意識して続けることで誰でも自然な鼻呼吸をマスターすることができるそうです。
「継続は力なり」で頑張りましょう!
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