※内容は掲載当時の情報です。何卒ご了承下さい。
2月号の「スパイス」はご覧いただきましたか?
まだの方は、ぜひそちらも併せてご覧ください♪
今回は香辛料仲間の「ハーブ」についてのお話です!
香りが良いだけでなく、体の様々な不調にも効果が期待できるハーブ。
お悩みごとの活用法もご紹介します!
2月号の「スパイス」はご覧いただきましたか?
まだの方は、ぜひそちらも併せてご覧ください♪
今回は香辛料仲間の「ハーブ」についてのお話です!
香りが良いだけでなく、体の様々な不調にも効果が期待できるハーブ。
お悩みごとの活用法もご紹介します!
【1】ハーブとは
2月号で、香辛料は「スパイス」と「ハーブ」に分類されるとお話しました。
今回のテーマ「ハーブ」は、スパイスが使用する部分以外=“茎と葉と花”を利用するものの総称です。
ハーブもスパイスと同様歴史はとても古く、なんと人類の起源にまで遡るといわれています。
香りを楽しむものというよりは、漢方や薬膳的な意味合いで日常に取り入れられていたそうです。
また、古代ギリシャに誕生した「医学の祖」とも呼ばれる医者 ヒポクラテス は、初めて医学的にハーブを処方しました。
ヒポクラテスはハーブを煮出した液を薬として処方しており、これがハーブティーの起源だといわれています。
香辛料の定義についてなど、詳しくはこちら↓
今回のテーマ「ハーブ」は、スパイスが使用する部分以外=“茎と葉と花”を利用するものの総称です。
ハーブもスパイスと同様歴史はとても古く、なんと人類の起源にまで遡るといわれています。
香りを楽しむものというよりは、漢方や薬膳的な意味合いで日常に取り入れられていたそうです。
また、古代ギリシャに誕生した「医学の祖」とも呼ばれる医者 ヒポクラテス は、初めて医学的にハーブを処方しました。
ヒポクラテスはハーブを煮出した液を薬として処方しており、これがハーブティーの起源だといわれています。
香辛料の定義についてなど、詳しくはこちら↓
【2】お悩みごとのハーブ活用法
【風邪のひき始め】セージ、タイム など
●セージ
→ヨーロッパの代表的なハーブで、古代から万病に効く治療薬として用いられてきた。
精油成分には殺菌作用や収れん作用(※)があるので、のどの炎症や胃腸炎、解熱のために使われることもある。
※たんぱく質を変性させることにより、組織や血管を縮める作用のこと
◎使い方のコツ
・脂肪臭を消す効果が強いので、特に豚肉との相性が良い。
・ラムやマトン、レバー、魚介類の臭み消しにも利用できる。
●タイム
→シソ科特有のすがすがしい香りとほろ苦さが特徴。
香りの主成分である「カルバクロール」と「チモール」には殺菌力があるので、消毒薬やうがい薬として役立つほか、咳を鎮める効果もある。
◎使い方のコツ
・魚介類の臭み消しに最適とされている。
・香りをじっくり移すために、長時間火を通すスープやシチューなどの煮込み料理に向いている。
【寝つきが悪い】マジョラム、レモンバーム など
●マジョラム
→マジョラムティーには不安や緊張を和らげる鎮静効果があるといわれている。
夜飲むと安眠を誘うほか、体内の有害成分を排出する働きもある。
◎使い方のコツ
・甘さを含んだ繊細な香りをもち、長時間加熱すると失われやすいので、仕上がる数分前に加えるのがよい。
(例:オムレツなど、長く加熱しない料理)
●レモンバーム
→ミントに似た形の葉に、レモンの香りをもつハーブ。
精油成分として「シトラール」「シトロネラール」などを含み、不眠やうつ症状の改善、消化促進の効果が期待できる。
◎使い方のコツ
・ハーブティーをはじめ、サラダや肉料理に加えても風味を楽しむことができる。
・お風呂に入れたり、乾燥させたものをポプリとして使用するのもおすすめ。
【疲れやすい】オレガノ、ローズマリー など
●オレガノ
→消化を助けるほか、殺菌作用、気管支炎、頭痛、生理痛予防など様々な効果が期待できる。
ほろ苦く清涼感のある香りで、乾燥させると香りが強くなる。
◎使い方のコツ
・ピザなどのトマトソースを使う料理と相性◎
・胃もたれしたときや疲れたときは、ハーブティーにして飲むと良い。
●ローズマリー
→主な精油成分は「ピネン」「ボルネオ―ル」「カンファ―」などであり、消化促進・殺菌・疲労回復の作用がある。
◎使い方のコツ
・“若さを取り戻すハーブ”ともいわれているほど美容にも効果があり、葉をお風呂に入れると血行促進につながる。
【むくみが気になる】フェンネル など
●フェンネル
→消化器官や呼吸器官を健全にする調整作用をもち、消化を促進する。
種子をハーブティーにして飲むと、解毒作用や利尿作用が期待できる。
◎使い方のコツ
・葉は生のままサラダに加えたり、パスタやソテーにプラスすることで甘くさわやかな風味をプラスできる。
●セージ
→ヨーロッパの代表的なハーブで、古代から万病に効く治療薬として用いられてきた。
精油成分には殺菌作用や収れん作用(※)があるので、のどの炎症や胃腸炎、解熱のために使われることもある。
※たんぱく質を変性させることにより、組織や血管を縮める作用のこと
◎使い方のコツ
・脂肪臭を消す効果が強いので、特に豚肉との相性が良い。
・ラムやマトン、レバー、魚介類の臭み消しにも利用できる。
●タイム
→シソ科特有のすがすがしい香りとほろ苦さが特徴。
香りの主成分である「カルバクロール」と「チモール」には殺菌力があるので、消毒薬やうがい薬として役立つほか、咳を鎮める効果もある。
◎使い方のコツ
・魚介類の臭み消しに最適とされている。
・香りをじっくり移すために、長時間火を通すスープやシチューなどの煮込み料理に向いている。
【寝つきが悪い】マジョラム、レモンバーム など
●マジョラム
→マジョラムティーには不安や緊張を和らげる鎮静効果があるといわれている。
夜飲むと安眠を誘うほか、体内の有害成分を排出する働きもある。
◎使い方のコツ
・甘さを含んだ繊細な香りをもち、長時間加熱すると失われやすいので、仕上がる数分前に加えるのがよい。
(例:オムレツなど、長く加熱しない料理)
●レモンバーム
→ミントに似た形の葉に、レモンの香りをもつハーブ。
精油成分として「シトラール」「シトロネラール」などを含み、不眠やうつ症状の改善、消化促進の効果が期待できる。
◎使い方のコツ
・ハーブティーをはじめ、サラダや肉料理に加えても風味を楽しむことができる。
・お風呂に入れたり、乾燥させたものをポプリとして使用するのもおすすめ。
【疲れやすい】オレガノ、ローズマリー など
●オレガノ
→消化を助けるほか、殺菌作用、気管支炎、頭痛、生理痛予防など様々な効果が期待できる。
ほろ苦く清涼感のある香りで、乾燥させると香りが強くなる。
◎使い方のコツ
・ピザなどのトマトソースを使う料理と相性◎
・胃もたれしたときや疲れたときは、ハーブティーにして飲むと良い。
●ローズマリー
→主な精油成分は「ピネン」「ボルネオ―ル」「カンファ―」などであり、消化促進・殺菌・疲労回復の作用がある。
◎使い方のコツ
・“若さを取り戻すハーブ”ともいわれているほど美容にも効果があり、葉をお風呂に入れると血行促進につながる。
【むくみが気になる】フェンネル など
●フェンネル
→消化器官や呼吸器官を健全にする調整作用をもち、消化を促進する。
種子をハーブティーにして飲むと、解毒作用や利尿作用が期待できる。
◎使い方のコツ
・葉は生のままサラダに加えたり、パスタやソテーにプラスすることで甘くさわやかな風味をプラスできる。
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
ハーブといえば、上記のようなカタカナの海外由来のものを想像しがちですが、
日本人の生活にもなじみの深い「しそ」「山椒」「ゆず」などもハーブの一種なんです!
これらは“和ハーブ”ともいわれています。
和ハーブは、海外のハーブに比べて香りや味わいが穏やかなものが多く、食材の美味しさをうまく引き立ててくれます。
ハーブを取り入れてみたいけどなかなかハードルが高い…という方は、まずはなじみの深い和ハーブから活用してみるのはいかがでしょうか♪
【和ハーブの例とその効果】
●しそ:香り成分の「ぺリルアルデヒド」には強い殺菌力があり、食中毒を防ぐ効果がある。
刻むことで香りが引き立つ。
●山椒:独特の辛味成分である「サンショオール」には、大脳を刺激し、内臓機能を高める働きがある。
●ゆず:ビタミンCとクエン酸が豊富で、強い抗酸化作用が期待できる。
●しょうが:血行を良くする・体を温めて発汗を促すなどの働きがある。
●よもぎ:血行不良・生理痛・生理不順・冷え症などの婦人病全般に効果があるとされている。
日本人の生活にもなじみの深い「しそ」「山椒」「ゆず」などもハーブの一種なんです!
これらは“和ハーブ”ともいわれています。
和ハーブは、海外のハーブに比べて香りや味わいが穏やかなものが多く、食材の美味しさをうまく引き立ててくれます。
ハーブを取り入れてみたいけどなかなかハードルが高い…という方は、まずはなじみの深い和ハーブから活用してみるのはいかがでしょうか♪
【和ハーブの例とその効果】
●しそ:香り成分の「ぺリルアルデヒド」には強い殺菌力があり、食中毒を防ぐ効果がある。
刻むことで香りが引き立つ。
●山椒:独特の辛味成分である「サンショオール」には、大脳を刺激し、内臓機能を高める働きがある。
●ゆず:ビタミンCとクエン酸が豊富で、強い抗酸化作用が期待できる。
●しょうが:血行を良くする・体を温めて発汗を促すなどの働きがある。
●よもぎ:血行不良・生理痛・生理不順・冷え症などの婦人病全般に効果があるとされている。
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