健康コラム

no.15
テーマ:「笑いの効用」
2008年5月号
※内容は掲載当時の情報です。何卒ご了承下さい。

ゴールデンウィークも終わり、初夏の風を感じる季節になりました。

五月病という言葉があるように、やる気がでない、食欲が無いなど心の健康を損ねやすい季節です。

皆さんは毎日笑って生活していますか?

思いっきり笑った後は気分がスッキリしたり、コミュニケーションが円滑に進んだり、多くの人は「笑い」の効用を実際の体験でご存知だと思います。

私達を楽しい気分にさせてくれる「笑い」ですが、「笑い」は私たちの体に一体どんな良い効果を与えてくれるのでしょうか。
【1】笑いの健康効果とは
「笑い」は私たちの体に一体どんな良い効果を与えてくれるのでしょうか。

実は医学的に証明されているのです。

健康な人でも毎日体内でがん細胞が発生しているのをご存知ですか?
でも誰もがすぐにがんを患うわけではありません。
それは、私達の体を守る免疫システムがあるから。

免疫システムの一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞には、がん細胞をやっつける働きがあり、日々発生するがん細胞と戦っています。

なんと!!!このNK細胞。
「笑う」ことによって増えるのです。

大阪の吉本興業の「グランド花月」で、笑いと健康について行われた実験によると、漫才、落語、新喜劇を見た直後、血液検査を行った結果、18人中14人が、NK細胞の活性値が上昇したそうです。
【2】どんな笑い方がいいの?
ちなみに、笑い方って関係するのでしょうか?

「笑い」といっても、クスクス笑いから大笑いまで、その種類はさまざま。
NK細胞を増やす意味では、作り笑いもオッケーだそう。

「笑いは副作用のない良薬」そして「笑いはお金のかからないいちばん身近な健康法」ともいえます。
笑って健康、楽しいときは心の底から豪快に笑いましょう。

疲れている時、落ち込んでいる時は暗い表情になりがちです。
また、周りにも良い印象を与えません。

そんな時こそ、口角をあげて笑顔を保つよう心がけましょう。
◇◆上海「第二回 中国国際栄養産業博覧会」レポート◇◆
皆さん今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は4月27日~30日の4日間、上海で開催された中国最大規模の健康産業展示会、「第二回中国国際栄養産業博覧会」へブース出展のお手伝いと視察の為行ってまいりました。

予想以上の空気汚染と、日本では考えにくい車の運転に、正直ちょっとびっくり!
日本では当たり前の単語として認識されているビタミンやミネラル類のなかで、 適切な訳語が存在しないものがあることにも驚きました。

また、栄養士、管理栄養士という職業についても日中間ではイメージするものが少々違う様子。
私の名刺見て、
「薬膳師とどうちがうの?」
「どんな所で働く職業なの?」
などの質問を受けました。

中国では2010年に4兆円市場になると予想される健康産業ですが、自国食品の安全性に対する不安が高まっており、安全・安心な日本製品に対するニーズが急速に高まっています。

しかし、中国への健康産業の参入にはまだまだ数多くの規制があり、日本企業の参入が困難であることから、日本からの出展者として、当社の注目度は非常に高かったようです。

製品についても、原料に日本産の牡蠣を使用し、自社宮津工場にて製造され、中国における厳しい輸入管理基準にもクリアした当社製品には高い関心が寄せられ、ブースは終日賑わいを見せました。

高度成長を遂げる中国では、日本同様、飽食の時代を迎えつつあります。
カロリーは過剰なのに、ミネラル、ビタミンなどの微量栄養素が不足している状態・・・
増加する生活習慣病、加えて、深刻な大気汚染の中で多くの国民が健康に不安を覚えているようです。

中国では”かき肉エキス”や”牡蠣抽出エキス”という名前では、まだまだなじみが薄いものの、「牡蠣」は昔から料理や漢方でも使用され、栄養豊富な食材として認知された基盤があること、さらに、当社ブース内での特許の紹介や微量栄養素に関する様々なデータや研究開発資料をお知らせすることにより、牡蠣に対する新たな興味と認識が芽生え始めたことを実感いたしました。

健康への願いは、万国共通ですものね。
世界中の方々が、健康で幸せな毎日を過ごせるように、当社 食養相談室も、さらに研鑽を積んでまいりたいと思っております。
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