健康コラム

no.22
テーマ:「疲労回復」
2008年12月号
【1】笑顔は、体の健康サイン 【2】栄養素や有効成分で疲労回復 【3】+α(プラスアルファ) ◇◆管理栄養士の独り言◇◆
【1】笑顔は、体の健康サイン
時間におわれる毎日。
気がつくと、笑顔が少なくなっていませんか。

知らず知らずのうちに、体や心に疲れを
溜め込んでしまっている可能性があります。

「疲れた」と感じるのは、病気などが原因になっている場合を除き、
休息が必要なことを伝える、体と心の注意サインなのです。

不規則な生活な人ほど、疲れやすくなり、回復も遅くなります。
疲労を溜め込んで、笑顔が消えてしまう前に、対策が必要です。
【2】栄養素や有効成分で疲労回復
疲れをとり、笑顔をとりもどすには、第一に、休養(睡眠)。そして、バランスのよい食事(栄養)が肝心です。心身が疲れているときに、積極的にとりたい、疲労回復に有効な栄養素は、炭水化物、ビタミンB1、マグネシウム、ビタミンC、クエン酸、タウリンなどです。

① 炭水化物(糖質)

脳の大切なエネルギー源です。また、運動による肉体の疲労回復には欠かせません。運動後30分~1時間を目安に、消化吸収のよい炭水化物を補給すると、疲労回復を促進します。

 →ご飯、パン、麺類、果物、エネルギーゼリーなどに含まれます。

② ビタミンB1

栄養素(炭水化物)をエネルギーに変換するときや神経の働きに必要な栄養素です。ビタミンB1不足は、だるさ、倦怠感、集中力の低下となるので疲労感を感じるようなら強化しておきたいビタミンのひとつです。

 →ビタミン強化米、玄米、胚芽米、ライ麦パン、玄米フレーク、豚肉、ハム、
  豚レバー、鶏レバー、卵、ピーナッツ、ごまなどに含まれます。

③ マグネシウム

マグネシウムは、体内でビタミンB群と一緒にエネルギー変換を助ける栄養素です。ビタミンB群が十分でも、めまい、イライラ、筋肉のけいれんといった症状があったり、疲労が回復しない場合は、マグネシウムの不足の可能性も考えられます。

 →大豆、小麦胚芽、きな粉、油揚げ、玄米、
  ご飯、ひじき、豆腐、納豆、ほたて、かつお、あじなどに含まれます。

④ ビタミンC・クエン酸

ストレスを受けたときには、それに抵抗するために必要な栄養素です。ストレスを軽減したり、疲労回復効果を得るためビタミンCを十分に補いましょう。クエン酸は、疲れた時に体に蓄積する乳酸を分解し、疲労回復を早めます。

 →柑橘系の果物(レモン、いちご、キウイフルーツ、パイナップル)、
  ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、
  じゃがいも、カリフラワー、キャベツナドに含まれます。

⑤ タウリン

筋肉、心臓や肝臓などの臓器、脳、眼の網膜などに高い濃度で含まれており、体内の中でも特に筋肉には、タウリン量の約70%が含まれています。そして、私たちの身体や細胞を正常な状態に戻そうとする働きがタウリンにはあります。

 →カキ、いか、たこといった主に魚介類、魚の血合いなどに含まれます。
【3】+α(プラスアルファ)
多忙な毎日は、体だけでなく、心(精神)も疲れてしまいます。十分な栄養と共に、1日の終わりは、心身をほぐして自分を癒してあげましょう。

そこでお勧めは、まず、お風呂。シャワーだけですませずに、ぬるめのお湯にじっくりと浸かりましょう。血行も良くなり、腰痛、肩こりの緩和にもつながります。

その他には、癒し効果のある香りを嗅ぐことです。これは気分転換に有効です。エッセンシャルオイルを配合した手軽なミストタイプのものも市販されています。何十類か購入され、気分に合わせて、いかがでしょうか。

あとは、自分の顔を鏡でチェックすることです。疲れが、顔に出てしまっていることもありますが、そんなに疲れているわけではないのに、最近どうも、顔が老けて見える・・・。

そう感じる方は、「口角」をあげることを意識してみましょう。口角とは笑うとクッと上にあがる、口の両端です。口角を上に上げ、笑う時の口にするだけで、脳は、楽しいと感じるそうです。たとえ、困難な状況であっても、楽しい気分になるらしいのです。笑顔が多ければ、それだけ気分も明るくなりますし、周囲の人もムスッとした人と一緒にいるよりも、笑顔の人といる方が元気になれます。

さらに、口角をあげると、老化予防にもいいようです。「口輪筋(こうりんきん)」という顔の筋肉が鍛えられ、個人差はありますが、顔の輪郭が崩れにくく、いつまでも、若々しさを保持できるようです。
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
休み明けの月曜日、いつもより多い相談電話、ややこしい内容のお問合せ。パソコンに向かって、カリカリ仕事をしていると、目はしょぼしょぼ、充血し、いつの間にか口は「ヘ」の字に。誰にも見られたくない瞬間があります。そんな日に限って、取引先の男前の営業さんが来社・・・。ワタシ、ブサイク・・・・。そうならないためにも、栄養バランスのとれた食事と十分な休息。常に笑顔。笑顔を心がけ、仕事をしようと思います。締め切り間近、焦りながら必死にメールマガジンを作成していると、ふいに、隣の席から、オヤジギャクが。常に笑顔・・引きつっていたかもしれません。