普段生活している街の色、自然、家具、洋服など…朝起きて夜眠るまで、わたしたちは色の世界に囲まれていますよね。
人には五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)がありますが、情報を得るのは五感のうち視覚が約83%だといわれており、さらに視覚の中でも色から約80%以上の情報を得ているそうです。
ということは…五感全体の約70%は色が占めているということになります!
そんな人の心理に大きな影響を与える「色」について、2回に渡りご紹介していきます♪
人には五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)がありますが、情報を得るのは五感のうち視覚が約83%だといわれており、さらに視覚の中でも色から約80%以上の情報を得ているそうです。
ということは…五感全体の約70%は色が占めているということになります!
そんな人の心理に大きな影響を与える「色」について、2回に渡りご紹介していきます♪
【1】色の歴史
世界で最も古い文献のひとつに「色は白と黒から作り出される」「全ての色は白と黒が混ぜ合わされてできたもの」と記されています。
この言葉を残したのは古代ギリシャの哲学者アリストテレスで、約2000年にも渡りこの考え方が信じられていました。
しかし、17世紀の中頃から近代科学が発達し、物理学者のニュートンと自然科学者のゲーテがプリズム(※)を使い、画期的な理論を残しています。
※…ガラスなどで作られた透明の三角柱で、光を屈折・分散させるもの。
ニュートンは科学的に「光とは何か」という観点から、ゲーテは芸術的に「色とは何か」という観点からそれぞれ独自の色彩論を展開しています。
この2人の理論の上に成り立っているのが、現代の色彩学です。
この言葉を残したのは古代ギリシャの哲学者アリストテレスで、約2000年にも渡りこの考え方が信じられていました。
しかし、17世紀の中頃から近代科学が発達し、物理学者のニュートンと自然科学者のゲーテがプリズム(※)を使い、画期的な理論を残しています。
※…ガラスなどで作られた透明の三角柱で、光を屈折・分散させるもの。
ニュートンは科学的に「光とは何か」という観点から、ゲーテは芸術的に「色とは何か」という観点からそれぞれ独自の色彩論を展開しています。
この2人の理論の上に成り立っているのが、現代の色彩学です。
【2】色とホルモンの関係
「赤を見ると興奮し、活動的になる」とよくいわれていますよね。
これは、わたしたちが赤と認識している色が、アドレナリンを分泌しやすい波長だからです。
色ごとに波長は異なり、それぞれの波長を浴びることで分泌されやすくなるホルモンの種類も変わります。
【代表的な色と分泌されやすくなるホルモンの例】
●オレンジ
グレリンの分泌を活性化することで、食欲不振を改善する。
●黄色
エンドルフィンの分泌を促し、自律神経に働きかけることで高揚感や多幸感を感じやすくなる。
●緑
アセチルコリンの分泌を促して筋肉を緩め、呼吸や心拍を落ち着かせ、疲労を回復させる。
●青
セロトニンの分泌を促し、自律神経に働きかけて副交感神経を優位にする。
心を落ち着かせて不安や痛みを和らげる。
これは、わたしたちが赤と認識している色が、アドレナリンを分泌しやすい波長だからです。
色ごとに波長は異なり、それぞれの波長を浴びることで分泌されやすくなるホルモンの種類も変わります。
【代表的な色と分泌されやすくなるホルモンの例】
●オレンジ
グレリンの分泌を活性化することで、食欲不振を改善する。
●黄色
エンドルフィンの分泌を促し、自律神経に働きかけることで高揚感や多幸感を感じやすくなる。
●緑
アセチルコリンの分泌を促して筋肉を緩め、呼吸や心拍を落ち着かせ、疲労を回復させる。
●青
セロトニンの分泌を促し、自律神経に働きかけて副交感神経を優位にする。
心を落ち着かせて不安や痛みを和らげる。
【3】食べ物の美味しさも色で決まる!?
さすがに食事の時に活発に働くのは味覚や嗅覚でしょ!と思っていたのですが、この場面でも視覚が最も働いているようです。
一般的に暖色の食材の方が美味しそうに見えるといわれており、飲食店の照明も温かみのある色が使われているケースが多いです。
また、暖色系の中でも色が濃いとなおさら美味しく見える傾向があります。
有名な話で「かき氷のシロップはすべて同じ味」というものがありますよね。
この話からも分かるように、食事の際に色で味を感じ取っている部分がかなり大きく、“口にする前に美味しく感じるかどうかがほとんど決まっている”と言っても過言ではないですね。
ということは、彩りと盛り付けさえ綺麗にしておけば、多少失敗したとしてもごまかせるのかも…?
一般的に暖色の食材の方が美味しそうに見えるといわれており、飲食店の照明も温かみのある色が使われているケースが多いです。
また、暖色系の中でも色が濃いとなおさら美味しく見える傾向があります。
有名な話で「かき氷のシロップはすべて同じ味」というものがありますよね。
この話からも分かるように、食事の際に色で味を感じ取っている部分がかなり大きく、“口にする前に美味しく感じるかどうかがほとんど決まっている”と言っても過言ではないですね。
ということは、彩りと盛り付けさえ綺麗にしておけば、多少失敗したとしてもごまかせるのかも…?
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
最近では“イエベ”“ブルべ”などのパーソナルカラーでメイクや洋服を選ぶ方も多いですよね。
色については調べれば調べるほど奥が深く…
色を制すれば人生が上手くいくんじゃないかな?と思うくらい、人の心に大きな影響があるということが分かりました。
第2弾は2月にUPします!
誰かに話したくなる、色に関する雑学もご紹介しますのでお楽しみに♪
色については調べれば調べるほど奥が深く…
色を制すれば人生が上手くいくんじゃないかな?と思うくらい、人の心に大きな影響があるということが分かりました。
第2弾は2月にUPします!
誰かに話したくなる、色に関する雑学もご紹介しますのでお楽しみに♪
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