※内容は掲載当時の情報です。何卒ご了承下さい。
みなさん、ご存知ですか?
毎年2月1日~7日は、「生活習慣病予防週間」です。
健康番組を見れば必ず、耳にする「生活習慣病」。
メジャーな単語の一つです。
そこで今回は、生活習慣病についてお話します。
みなさん、ご存知ですか?
毎年2月1日~7日は、「生活習慣病予防週間」です。
健康番組を見れば必ず、耳にする「生活習慣病」。
メジャーな単語の一つです。
そこで今回は、生活習慣病についてお話します。
【1】生活習慣病は死の四重奏?!
「生活習慣病」とは「体の負担になる生活習慣(誤った生活習慣)」を続けることによって引き起こされる病気の総称を言います。
「生活習慣病」は、かつて「成人病」と呼ばれていました。
以前は、高血圧や動脈硬化、糖尿病、がん、脳卒中、心臓病といった病気は、大人(成人)になってから発病するものと考えられていたからです。
しかし、これらの病気の発病は、子供の頃からの生活習慣の積み重ねが発症や病状の進行に深く関係しており、必ずしも成人になってから発病するのではないことが明らかになりました。
そのため、1996年に「成人病」は「生活習慣病」へ名称が改められました。
高血圧、動脈硬化、糖尿病、がん、脳卒中、心臓病の他に肝臓病、腎臓病、肥満、骨粗鬆症、歯周病も生活習慣病に入ります。
特に、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病は「死の四重奏」と呼ばれています。
また、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」という別名もあります。
生活習慣病の多くは、自覚症状がほとんどないままに進行します。
長い間気づかずに放置された挙句、ある日突然、激しい苦痛を伴う発作などに見舞われ、重大な結果を招いてしまうことも少なくありません。
早期発見、早期治療が非常に大切です。
誤った生活習慣の積み重ねによって起こり、その一方で、正しい生活習慣によって予防が可能な病気、それが生活習慣病なのです。
「生活習慣病」は、かつて「成人病」と呼ばれていました。
以前は、高血圧や動脈硬化、糖尿病、がん、脳卒中、心臓病といった病気は、大人(成人)になってから発病するものと考えられていたからです。
しかし、これらの病気の発病は、子供の頃からの生活習慣の積み重ねが発症や病状の進行に深く関係しており、必ずしも成人になってから発病するのではないことが明らかになりました。
そのため、1996年に「成人病」は「生活習慣病」へ名称が改められました。
高血圧、動脈硬化、糖尿病、がん、脳卒中、心臓病の他に肝臓病、腎臓病、肥満、骨粗鬆症、歯周病も生活習慣病に入ります。
特に、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病は「死の四重奏」と呼ばれています。
また、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」という別名もあります。
生活習慣病の多くは、自覚症状がほとんどないままに進行します。
長い間気づかずに放置された挙句、ある日突然、激しい苦痛を伴う発作などに見舞われ、重大な結果を招いてしまうことも少なくありません。
早期発見、早期治療が非常に大切です。
誤った生活習慣の積み重ねによって起こり、その一方で、正しい生活習慣によって予防が可能な病気、それが生活習慣病なのです。
【2】生活習慣病を予防
生活習慣病の予防は、早い時期から日常生活中の”誤った生活習慣”を取り除く努力を継続することです。
“誤った生活習慣”、”危険な生活習慣”とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?
□は“誤った生活習慣”、”危険な生活習慣”のチェック項目です。
→は危険な理由、⇒は改善のポイントになります。
では、生活習慣病の予防方法について、「健康の3原則、食事・運動・休養」に沿ってお話します。
●食生活●
□早食いで、よく噛まない。
→食べ過ぎ、肥満の原因、胃腸に負担をかけます。
⇒食事を取ると血中のブドウ糖が上昇、脳の満腹中枢が刺激され、満腹感をもたらしますが、早食いをしてしまうと、食物が吸収されるのに時間がかかり、血中のブドウ糖が上昇せず、中枢も刺激されないので、満腹感も得られません。
そうすると食べ過ぎとなり、肥満の原因になります。
□朝、昼、夕と1日3回の食事を摂らない。
□主食、主菜、副菜が欠けている。
□朝ごはんを食べない。
□主食(ごはん、パン、めん)の割合がが多い。
□副菜(野菜、海藻類、きのこ類、果物)が少ない。
→ドカ食いの原因となり、太りやすくなります。
少ない食事回数では栄養が偏ります。
朝ごはんを抜くと、脳がエネルギー不足となり、集中力の低下、イライラの原因になります。
⇒まずは、朝、昼、夕、規則正しく、主食、主菜、副菜を意識して食べることからはじめてみてください。
夜遅い時間帯には油っぽいものを避け、消化のよいものを摂るようにしましょう。
そして、あと10分早く起きてみてください。
朝食の時間だけでなく、心のゆとりも生まれます。
□お昼はめん類、どんぶり物が多い。
□夕食は外食がほとんどである。
□持ち帰り弁当、ファーストフードで夕食をすませることが多い。
→塩分、脂肪分の摂りすぎのおそれ、タンパク質、ミネラル、ビタミンの供給源である野莱類、海藻類、牛乳・乳製品が不足します。
⇒なるべく多種の食材を使用しているメニューを選びましょう。
かけそばより、具材の多い五目そばや鍋焼きうどんを。
塩分摂りすぎ予防に、めん類を食べるときには、
汁は半分残すことを実践してみてください。
単品メニューより、食品数の多い定食を選択、必ず、野菜料理1品は摂りましょう。
ファーストフードは糖分の高い清涼飲科との組み合わせは控え、お茶か牛乳を。
□酒好きで、よく飲む。
→お酒の飲みすぎは肝臓にダメージを与え、脂肪肝や肝炎の原因に、膵炎や高尿酸血症(痛風)などを引き起こすこともあります。
⇒糖分や脂肪、塩分を多く含む料理は控えめにましょう。
少なくとも週に2日は、飲酒をしない“休肝日”を設けましょう。
□間食が多い。
→脂肪分、糖分の摂り過ぎになり、肥満、糖尿病、高脂血症の引き金に。
⇒お菓子の買い置きはやめましょう。
●運動●
□日常生活で体を動かす機会がほとんどない。
□デスクワークが中心。
□階段よりエレベーター、歩くより車を使ってしまう。
□自分の体力に自信がない。
→運動不足です。肥満の危険性が高まります。
骨も不健康になります。
⇒エレベーターより階段を、車より自転車や徒歩で。
毎日息が弾むくらいの適度運動、30分程度が理想です。
無理のない程度に歩くことからはじめましょう。
※現在、何かの病気で治療を受けている場合には、医師に相談の上、運動を行うようにしましょう。
●休養●
□休みがとれない。
□疲れている。
□寝不足である。
□無趣味である。
□家族や友人とゆっくり話す時間がない。
→ストレスは、胃・十二指腸潰瘍などの原因となります。
睡眠を妨げて、自律神経や免疫系のアンバランスを引き起こします。
また、様々な生活習慣病の発病を助長することもわかっています。
⇒休みを思い切ってとることも大切です。
お風呂にゆっくり浸かったり、睡眠時間を確保し、休息をとりましょう。
趣味が思いあたらないという方、まずは最近話題の本や映画を楽しまれてはいかがでしょうか。
□タバコを吸う。
→血液の流れを悪くして血圧を上昇させるだけでなく、血管に障害を与えて、動脈硬化や心臓病を進行させたり、呼吸器疾患やがん、骨粗鬆症などの原因になることもわかっています。
⇒禁煙を心掛けましょう。
ストレスはスポーツや趣味を楽しむことで、うまく解消しましょう。
“誤った生活習慣”、”危険な生活習慣”とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?
□は“誤った生活習慣”、”危険な生活習慣”のチェック項目です。
→は危険な理由、⇒は改善のポイントになります。
では、生活習慣病の予防方法について、「健康の3原則、食事・運動・休養」に沿ってお話します。
●食生活●
□早食いで、よく噛まない。
→食べ過ぎ、肥満の原因、胃腸に負担をかけます。
⇒食事を取ると血中のブドウ糖が上昇、脳の満腹中枢が刺激され、満腹感をもたらしますが、早食いをしてしまうと、食物が吸収されるのに時間がかかり、血中のブドウ糖が上昇せず、中枢も刺激されないので、満腹感も得られません。
そうすると食べ過ぎとなり、肥満の原因になります。
□朝、昼、夕と1日3回の食事を摂らない。
□主食、主菜、副菜が欠けている。
□朝ごはんを食べない。
□主食(ごはん、パン、めん)の割合がが多い。
□副菜(野菜、海藻類、きのこ類、果物)が少ない。
→ドカ食いの原因となり、太りやすくなります。
少ない食事回数では栄養が偏ります。
朝ごはんを抜くと、脳がエネルギー不足となり、集中力の低下、イライラの原因になります。
⇒まずは、朝、昼、夕、規則正しく、主食、主菜、副菜を意識して食べることからはじめてみてください。
夜遅い時間帯には油っぽいものを避け、消化のよいものを摂るようにしましょう。
そして、あと10分早く起きてみてください。
朝食の時間だけでなく、心のゆとりも生まれます。
□お昼はめん類、どんぶり物が多い。
□夕食は外食がほとんどである。
□持ち帰り弁当、ファーストフードで夕食をすませることが多い。
→塩分、脂肪分の摂りすぎのおそれ、タンパク質、ミネラル、ビタミンの供給源である野莱類、海藻類、牛乳・乳製品が不足します。
⇒なるべく多種の食材を使用しているメニューを選びましょう。
かけそばより、具材の多い五目そばや鍋焼きうどんを。
塩分摂りすぎ予防に、めん類を食べるときには、
汁は半分残すことを実践してみてください。
単品メニューより、食品数の多い定食を選択、必ず、野菜料理1品は摂りましょう。
ファーストフードは糖分の高い清涼飲科との組み合わせは控え、お茶か牛乳を。
□酒好きで、よく飲む。
→お酒の飲みすぎは肝臓にダメージを与え、脂肪肝や肝炎の原因に、膵炎や高尿酸血症(痛風)などを引き起こすこともあります。
⇒糖分や脂肪、塩分を多く含む料理は控えめにましょう。
少なくとも週に2日は、飲酒をしない“休肝日”を設けましょう。
□間食が多い。
→脂肪分、糖分の摂り過ぎになり、肥満、糖尿病、高脂血症の引き金に。
⇒お菓子の買い置きはやめましょう。
●運動●
□日常生活で体を動かす機会がほとんどない。
□デスクワークが中心。
□階段よりエレベーター、歩くより車を使ってしまう。
□自分の体力に自信がない。
→運動不足です。肥満の危険性が高まります。
骨も不健康になります。
⇒エレベーターより階段を、車より自転車や徒歩で。
毎日息が弾むくらいの適度運動、30分程度が理想です。
無理のない程度に歩くことからはじめましょう。
※現在、何かの病気で治療を受けている場合には、医師に相談の上、運動を行うようにしましょう。
●休養●
□休みがとれない。
□疲れている。
□寝不足である。
□無趣味である。
□家族や友人とゆっくり話す時間がない。
→ストレスは、胃・十二指腸潰瘍などの原因となります。
睡眠を妨げて、自律神経や免疫系のアンバランスを引き起こします。
また、様々な生活習慣病の発病を助長することもわかっています。
⇒休みを思い切ってとることも大切です。
お風呂にゆっくり浸かったり、睡眠時間を確保し、休息をとりましょう。
趣味が思いあたらないという方、まずは最近話題の本や映画を楽しまれてはいかがでしょうか。
□タバコを吸う。
→血液の流れを悪くして血圧を上昇させるだけでなく、血管に障害を与えて、動脈硬化や心臓病を進行させたり、呼吸器疾患やがん、骨粗鬆症などの原因になることもわかっています。
⇒禁煙を心掛けましょう。
ストレスはスポーツや趣味を楽しむことで、うまく解消しましょう。
【3】メタボリックシンドローム
生活習慣病と同じく、よく耳にするのが「メタボリックシンドローム」。
生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、
「肥満」特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)が原因であることがわかってきました。
内臓脂肪型肥満によって、様々な病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」といいます。
放っておけば、ドミノ倒しのように高脂血症や糖尿病や高血圧を発症し、ひいては心臓病を引き起こします。
メタボリックシンドローム予防も生活習慣病と同様に【2】に挙げた項目を実行、継続することで、改善が可能になります。
日頃から、自分のからだの状態を良く知っておくことも大切です。
定期的に健康診断や血液検査を受け、結果に注意しましょう。
生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、
「肥満」特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)が原因であることがわかってきました。
内臓脂肪型肥満によって、様々な病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」といいます。
放っておけば、ドミノ倒しのように高脂血症や糖尿病や高血圧を発症し、ひいては心臓病を引き起こします。
メタボリックシンドローム予防も生活習慣病と同様に【2】に挙げた項目を実行、継続することで、改善が可能になります。
日頃から、自分のからだの状態を良く知っておくことも大切です。
定期的に健康診断や血液検査を受け、結果に注意しましょう。
◇◆管理栄養士の独り言◇◆
人それぞれ、生活習慣はさまざまです。
長年、培ってきた生活習慣をかえるなんて「大変」と感じられる方もおられると思います。ほんの小さなことからでも構いません。
例えば、ごはんの量を少し減らして、しっかりかむ、ひと駅分を歩いてみる、といったことです。
「大変」は「大きく変わる」と書きます。
ほんの小さな生活習慣の修正であったとしても、続ければ、体に健康という大きな変化をもたらします。
何もしなければ、生活習慣病。
そして突然訪れる不幸。
こうなってしまうと、本当に「大変」です。
早めの生活習慣の改善が最大の予防です。
とにかく、今日からはじめましょう。
そして継続、これが大切です。
長年、培ってきた生活習慣をかえるなんて「大変」と感じられる方もおられると思います。ほんの小さなことからでも構いません。
例えば、ごはんの量を少し減らして、しっかりかむ、ひと駅分を歩いてみる、といったことです。
「大変」は「大きく変わる」と書きます。
ほんの小さな生活習慣の修正であったとしても、続ければ、体に健康という大きな変化をもたらします。
何もしなければ、生活習慣病。
そして突然訪れる不幸。
こうなってしまうと、本当に「大変」です。
早めの生活習慣の改善が最大の予防です。
とにかく、今日からはじめましょう。
そして継続、これが大切です。
【コラムの無断転載は禁止させていただいております】